第8回シンポジウム 開催報告

当NPOが毎年実施しているシンポジウム(第8回)が、今年はオンライン形式で、2月5日(金)に開催されました。
今回は「いま、キャリア権を問い直す」というテーマで、労働法の大家、菅野和夫名誉教授(東京大学)の基調講演「労働法学から見た『キャリア権』」を行いました。

その後、鎌田耕一東洋大学名誉教授(当NPO監事)、山田久日本総合研究所副理事長、宇佐川邦子リクルートジョブズ・ジョブズリサーチセンター長も加わったコメント、パネルディスカッションと、錚々たるメンバーによる掘り下げた議論の場となりました。
そのせいもあり、当日は93名と非常に多くの方々にご参加いただきました。

菅野氏からは「キャリア権」は「個人としての労働者」のサポートシステム構築への中心的指導理念となっており、近年の様々な政策にその考え方が反映されていると評価した上で、今後キャリア形成のための企業等の取組などが、より深化されるよう、当NPOの役割に期待している旨の報告がありました。

その後、パネラーも加わったコメント、パネルディスカッションでは、「キャリア権」の考え方を軸に、「キャリアブレイクの効用」「雇用システムの未来像」「フリーランスの労働法上の位置づけ」「年齢差別禁止」など多岐にわたる論点について、活発な議論が交わされました。

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